GLASS ORION 母の日スイーツ
まつげ美容液を贈ったりもした

18歳の夏のある日、野球の試合中であった。投手だった私は登板中にピッチャー返しを左胸に食らってしまった。
尋常でない痛みと喉元に込み上げる何か。堪らず咳き込むと出てきたのは多量の血液。
目の前の光景を疑った。その後監督や捕手に担がれ、救急車に乗せられ、近くの救命救急センターに搬送。
搬送中は本当にこのまま死ぬのかと何度も思った。それもそのはず。18歳で血を吐いた事のある奴などそうそういない。
不安の中、病院に着くと待っていたのは青い手術着の医師と看護師。それを見た瞬間「よかった、助かった」と安堵したのを覚えている。
診断は肺挫傷。そのまま1週間入院する事になった。
入院中も医師、看護師ともによく様子を見に来てくれた。
怪我の影響で熱が出た時も適切な処置と冷静さで安心させてくれた。
あの時の医師ほどカッコいいと思った人は後にも先にもいない。
この時の体験が元で今、私は医学生として医師への道を歩んでいる。
あの時自分を助けてくれた医師のようになる事を目指して。

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